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こんなタイトルにしたら誰も見なくなるんじゃないだろうか。

ネットが普及してからあらゆる情報が簡単に手に入るようになり、それに伴って知りたくない情報も簡単に手にはいるようになった。
そのひとつがネタバレだろう。
人によっては楽しみが暴かれてしまって嫌な気分になる事もあると思う。
そのせいか最近は映画のパンフレットにもネタバレ注意なんて書いてある事もある。

でも自分で言うのもなんだがネタバレには寛容なつもり。
というのもネタバレと言ってもよほど熱心なファンサイトでもない限りザックリとしか書いていないことが多いし、人から聞く話でも核心に触れそうならなんとなく分かるから、話す前に遮る事もできるだろう。
もし物語の核心を書き記そうとしたらそれは大体が長文になるから、そのネタバレは詳しいネタバレだと分かる。
そうと分かれば読まないし、ザックリとしたネタバレはあらすじとして、予備知識として持っておける。

予備知識としてのネタバレは例えば少し設定なんかが複雑な映画を見るときに物語を追う助けになる。
映画のパンフレットについて触れたが昔はわざわざそんな注意書きは無かったと思う。
適度なネタバレは作品を鑑賞する助けになるし、パンフレットはそのためのアイテムだったのではないか。
推理物なんかだとまた話は変わってくるかもしれないけど、ネタバレは必ずしも悪いものではないと思う。

例えばある物事に対する結果が書かれていたとしたら、作品を追いながらその過程をじっくり追っていけるわけだ。
結果に対して何でこうなったんだっけってならずに冷静に物語を読み解けるというか。
ガリが好きな竜騎士は何回か裏切るとか書かれていたとしたら、その過程やそいつの心境やらを考える余裕が生まれるわけだ。

なので注意書きがあるに越した事はないけど、その余裕が欲しいから注意書きがあるとむしろ読みたくなってしまう。
ここから先は危ないなってブレーキはできるし、そんな感じでネタバレって文字を見たら闇雲に回避するのではなく、もっと上手く活用できるんじゃないかなって思う。

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