パプリカを視聴して色々気付いたことがあったけど、ずっと書こうと思ってサボってました。
まぁぶっちゃけ初見の感想は「なんじゃこりゃ」です。
何かが訴えかけてきているような感じはしたんだけど、何かはわからなかった。
表現や演出はすごい引き込まれるものがあって、この人の作品はそこから強く訴えかけてくるんだけど正体不明。
で、コメンタリーを聞くと分かりやすく解説してくれていて、あぁなるほどと。
この話っていうのが人の夢の話だから、それを映像にしたとかそんな内容だった。
夢って言うのは大体訳が分からないモノが多い。
だから訳の分からないこの作品はそれで正解だった。
平沢師匠もコメンタリーに参加していたのだけど、師匠の音楽も無意識を歌詞や音にしている様な感じに近いと言っていた。
だから訳が分からないし、大体の人は怖いとか気持ち悪いって言うらしい。(訳が分からないのは同意だが自分では恐怖は抱いたことは無い。)
それを聞いて師匠の歌って言うのが少し分かった気がする。
夢の中には記憶と無意識が混在していて、記憶の中の人や物が出て来たりはするけれど、無意識の内に思っている事が起きたりする。
でも夢から覚めたら記憶の中の物が夢に出てきたことは覚えていても、無意識の内に起こった事は訳が分からないと切り捨てられていることが自分の経験からも多いと思う。
それを映像や音にしてしまうのだからこの人たちは凄いと思ったし、気も合うんだろうなぁと思ってなんか益々好きになった。
以下余談
これを一度見て「訳が分からないよ」と思った後、数日あけてからコメンタリーを見ようと思ったのだけど、その時にまどマギ5巻が届いていて、どちらを観るか悩んだ挙句パプリカにした。
そうしたら師匠がTwitterで今監督の事をやたら取り上げていたので奇遇だなぁとか思っていたら、その日は今監督の命日だった。
これも無意識に導かれたのだろうか…いや、単なる偶然だけど。
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